高齢者に限らず、運動やトレーニングを1,2回実施したところで劇的な効果はありません。
数か月単位で継続してはじめて、身体に変化が現れてくるもの。
それを理解しておかないと、一喜一憂してしまいます。
この記事では継続してもらうためのヒントをお伝えしていきます。
継続してもらうために必要なこと
結論からお伝えします。
体操や運動を継続してもらうために必要なこと、それは
仕掛け作りです。
僕はこの仕掛け作りを意識し続けたことで参加者さんに6年以上継続してもらうことができました。
これを深掘りして解説していきます。
運動効果は二の次でオッケー
そう思った方も多いかと思います。
そうなんです、まず抽象的でオッケーです。
継続をしてもらうためには、まずは効果よりも楽しさを追求することが大切です。
『楽しくて仕方ない』
『ずっと笑っていたらあっという間だった!』
『また来週くるのが楽しみ』
参加者にまずはこのような感情を持ってもらうことを心掛けてみましょう。
理屈で伝えたことは基本覚えてない
運動において理屈で伝えることは大切です。
- なぜこの体操をするのか
- この体操をすることでどの部位が鍛えられるのか
- その部位強くなることで日常生活にどう生かされるのか
など意味合いを伝えて、腑に落として行うことで効果がアップするとも言われています。
しかし先ほども伝えましたが、運動には即効性はなくて継続してナンボです。
理屈で行なうことに偏りすぎて、飽きてしまったら元も子もありません。
そもそも1度や2度、具体的に伝えたところで覚えているはずがない。
伝えても家に帰ったころには忘れているんでしょ?
といったような半ばあきらめのようなものもあります。
相手に与える印象を数値化したもの『メラビアンの法則』でも提唱しているように、自分が伝えた言語情報は相手には7%しか占めないと言われています。
理屈よりも感情に対してアプローチしてみよう
いつだって記憶に残るのは感情。
僕はそのように捉えています。
楽しかった旅行やデート、飲み会などを思い出してみてください。
具体的に事細かに覚えていますか?誰に出来事を説明できますか?
僕はできません。
しかし『楽しかった』『面白かった』『幸せだった』などといった感情は鮮明に覚えています。
そうなんです、内容は忘れてしまっても感情というのは何年たっても覚えているのです。
だからその感情という記憶をもとに、また行動を起こすのです。
これは高齢者の体操に対しても同じことが言えます。
何をやったかは忘れたけど、久しぶりにあんなに笑ったわ!
初期の段階ではこのように思ってもらうことがとても大切です。
極端な話、楽しかったら効果がなくても継続をしてくれます。
それくらい、感情が記憶するものというのはパワーを持っています。
大事なことなのでもう一度言います。
感情を記憶してもらえるようにアプローチしましょう!
楽しみながら継続を
今回は継続してもらうために大切なことをお伝えしました。
やはり努力は楽しいに勝てません。
楽しくて夢中になってたらいつの間にか元気になっていた。
これが僕の求める理想です。
たくさんの楽しいという感情を引き出して、お互い継続していきましょう(^^)/
仕掛け作りが大切なのはわかったけど、抽象的すぎて難しいカメ。